『15時17分、パリ行き』を観て
映画『15時17分、パリ行き』を観てきました。
この映画は2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ事件「タリス銃乱射事件」を映画化したものです。
しかも、後から知ったのですが、主役3人と電車の乗客は実際の事件の当事者が演じていたとのこと。
まじですか⁈そんなこと出来るんですね。
ちなみにこれは、公式サイトにも書いてありますので、ネタバレではありません。私は公式サイトも見ないで映画を観たので^^;
この後の記載内容には、超ネタバレに繋がるので、知りたくない方はご注意下さい。
あと、かなりスペンサーに感情移入してしまったため、勝手な希望や妄想が入り込み、正しい解釈ではない可能性があります。
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主役の3人は、子供の頃から落ち着きがない問題児、教師からは ADD の疑いがあるのでは?と指摘された。
私は、自分も ADHD なのか、なんなのか知りませんが(特に診断してもらったこともないため)、小さい頃から気分の浮き沈みは激しいし、集中出来ないし、飽きっぽいし、何か色々能力が低いので、絶対それっぽい何かがあるんだろうなとよく疑います。
そのため、この映画は観に行く前から気になって仕方がありませんでした。
正直この3人は、そこまでというか、大してひどいレベルじゃない気がしましたが、まあ疑いだけだし、ADHD だったとしても軽い方なのでしょう。
感動した所は、
・スペンサーがパラレスキュー隊に興味を持ち続けられて、運動を続けられたこと。
・パラレスキュー隊に興味を持ったきっかけが、海軍兵士と話したことで、海軍兵士の気持ちと共感したこと。
「もしやり直せるなら、どこに入りたい?」という鋭い質問の答えが響いたのだと感じました。これが頑張る原動力になったことが凄く伝わってきました。
私も人の強い想いを取り込むことがあり、そういう時って普段以上の継続力を発揮することがあったので、それが飽きっぽい ADHD でも続けられたのかなと思いました。
・パラレスキュー隊に入隊出来なかったが、救急隊員の道で頑張ったこと。
そして、パラレスキュー隊に入りたかった「人助けしたい!」という目的は、別の形でも叶うということがわかったこと。
夢への道は一通りではない!
実話だからより説得力も増しますね。
・そして子供の頃の話の内容がテロ事件解決の伏線になっているという、凄い奇跡。
樺沢先生の映画評で、勇敢にテロリストに立ち向かって行けたのも ADHD の特徴だと書かれていました。なるほどです!私にもその勇敢さが出せればいいなぁ。
なぜ勇敢にテロリストに立ち向かって行けたのか?という部分に私が思ったのは、「人助けをしたい!」というとても強い気持ちと、あと「知識があったから自信が持てた」というのも大きいような気がしました。
自分もそういう所があり、自信があることには、多少のリスクにも立ち向かえる勇気が持てるような気がします。これは多分大丈夫!みたいな鋭い勘が働くのですよね。
でも本当に人の役に立てて良かったと思います。
子供の頃のスペンサーの「神さま僕を平和のための道具にして下さい」というのが、ズシンと来ますね。
これを書いてから余計に重くなってきたような気がします。
やっぱり少し感情移入しすぎた感想になってしまいましたが。
観ることが出来て本当に良かったです。