マルホランド・ドライブを観てきました。


私の尊敬している樺沢紫苑先生が映画史上最高傑作とおっしゃる「マルホランド・ドライブ」。昨日映画館で鑑賞できました。

一言で

凄い!観て良かった✨

です。

私の好きな映画の条件の1つに「主役を好きになれること」というのがあるのですが、この主人公も性格が良いし、すっきり楽しく観られました。

登場人物が全員魅力的 + 1つ1つのストーリーが面白いため、飽きずに観られますが、最後の方でガラッと話が変わり、話が繋がらなくなります。そのため、謎を沢山残したままもやもやして終わるかもしれない映画だと思いました。しかし、安心して下さい!素晴らしい解説サイトがあります!この後に紹介しています。

今、アップリンク渋谷でデジタル復元版でデヴィッド・リンチ監督の作品が上映中されています。3/2 までなので、お時間の合う方はぜひ映画館で観られることをお勧めします。

あっ、ネタバレなしの感想はこれで終了です。短くてすみません。

以下、ネタバレ感想です。本当に超ネタバレしています。ご注意下さい。

























主人公のダイアンはなかなか売れない二流女優。前半はダイアンの夢で、後半にばたばたと真実が明かされるストーリー。
夢はダイアンの嫉妬や願望が創り出したもの。
樺沢紫苑先生の解説を読むとすべてわかります‼️映画を観た後にぜひこちらをご覧ください。私も冒頭の「前半は夢」という予備知識だけで観たのですが、そのおかげで、後半が素晴らしくよくわかりました。しかし、クラブ・シレンシオの意味だけは最後まで本当に謎だったので、樺沢先生の解説で納得しました。樺沢先生は本当に凄いです。

クラブ・シレンシオ不気味な雰囲気が死後の世界だったというのは納得ですね。観ていて怖かったです。青恐怖症になりそうな勢いですよ。。。

しかし、ダイアンの本当の姿をわかってもダイアンのことは、嫌いになれなかったです。

カミーラや恋人の監督を恨む気持ちもわかりますね。カミーラもちょっと上から目線な感じしてましたし(主人公の立場からの見え方なので、そう見えたのかもしれませんが)、殺し屋に依頼するまではしないまでも、同じ立場なら世の中不公平だわ!ひどい!くらいの気持ちになりそうな気がします。自分も少なからず同じような要素は持っているなぁとは思いました。

また、主人公が同性愛者で、カミーラのことが好きだったということで、さらに納得!ただのライバルくらいだったら、自分の置かれた状況が辛いとは思っても、そこまで憎しみや執着もなかったと思います。でも愛し合っていたならわかりますね。愛と憎しみは表裏一体だと良く言いますからね。

まあ、最初は「えっ?なんでいきなりそういう展開になるの?」とびっくりしましたが(笑)主人公に恋人が登場しなかったのも腑に落ちる。自分は同性愛者ではないので、カミーラを男性、監督を女性に置き換えてみたらしっくりきました。

そして樺沢先生の解説にあるブルーボックスの謎解きが本当に凄いのです!!

いや~、私は夢だから鍵が出てきたからボックスが補完されたのかな?くらいにしか思っていなかったので、ベティがいなくなったのも夢だからそういう辻褄が合わないこともあるだろうと思ったくらい。

遺産を使って殺し屋を雇ったなどという伏線もサラッと出てきた一言が繋がっている。細かく細かく観ないとわからない部分ですが、この映画の魅力的なところは、冒頭でも書きましたが、全部わからなくても1つ1つのストーリーがとても面白く、飽きないし、観た後も鮮明に記憶に残っていました。だから終わった後に樺沢先生の解説を読んだ時にも良くわかったのです。

いや、もう何もかも凄い!の 一言しかありませんよ(笑)

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