未成年だけどコドモじゃない 感想
ストーリーは公式ホームページを見てください。
こういう単純な映画はいつも面白さを求めて観ているのですが、内容も結構良かったので、紹介します。
核心的な結末等のネタバレはないですが、一部の内容は記載しています。
主人公はお嬢様だけど、純粋でまっすぐな子
私の好きな映画の条件で外せない点が、「主人公を好きになれる」というところ。
主人公のかりんはお嬢様で、何もかもお手伝いさんや周りの人たちにやってもらったため、一人じゃ何も出来ない子。
でも、だからといって自分で決めたことには、不満を言わず、どんな境遇も素直に受け取り、良い方に捉える。そして努力もする。
この主人公はかなり好きなタイプでした。
生活の変化にもポジティブに対応する主人公
結婚後の住処は、まさかの1970年代あたりにあったような家、お風呂はバランス釜、近所の子供は缶ぽっくりで遊んでいるという、かなり時代がおかしいですが、生活が一変したのに、それを楽しんでひたむきに頑張る主人公。見ていて私も元気が貰えました。
最初はこう思っていたけど、後から○○に気がついた!は全く問題なし!
良く、
A「私最近○○の良さがわかったの」
B「えーっ!あんなにけなしてたのに!?」
なんて話がありますよね。
そして、最初はけなしていた人のほうが夢中になっちゃったりして、ひどいと、
「私の方が先にはじめてて、あなたはその時、その良さをわかっていなかったのに、いざ始めたら私より夢中になっちゃって、上手になっちゃって!」みたいに嫉妬や攻撃の的になることも。
後から良さに気づいた!
それは素晴らしいことだと思うんですよね。
最初の考えをずっと貫き通すなんて、無理なこと。人間、経験を積んで沢山の気づきを得て、より良い方向へレベルアップしていくものだと思います。
そういうことがちゃんと肯定されている良い映画だと感じました。
わかりやすく、簡単で単純な映画ですが、スカッと元気になれます。
ポジティブな気分になりたい方、ぜひ観てみてはいかがでしょうか?