アドラー心理学で嫌いな上司と上手につきあう方法
先日久しぶりに樺沢塾動画の撮影会に参加しました✨
ここ数ヶ月は仕事が多く、なかなか参加出来なかったのですが、『絶対にミスをしない人の脳の習慣』を読んでからは仕事が順調に終わるようになり、イベントも以前よりも参加出来るようになりました。
この日のゲスト講師は『アルフレッド・アドラーの人生に革命を起こす100の言葉』など、アドラー心理学に基づく多くの本の著者である、小倉広先生でした。
気づきが凄すぎてまとめるのが遅くなりましたが、ご紹介致します。
【アドラー心理学で嫌いな上司と上手につきあう方法】
嫌いな上司と上手につきあう方法として、有効な以下の3つの方法をあげられました。
1.タスクを切り替える
2.課題を分離する
3.上司の目的を理解する
上記の1つ1つについて、説明して下さいました。
1.タスク(課題)を切り替える
アドラーは「人生の課題はすべて対人関係だ」と言っております。
確かに。どんな課題でも、人と人との関係は切り離せないですよね。
その中でも「仕事のタスク」、「交友のタスク」、「愛のタスク」というように種類が分かれます。
上記タスクの中では「仕事のタスク」が最も易しく、次に「交友のタスク」、「愛のタスク」という順に難しくなります。
仕事は
役割、ルール、目的(ゴール)があるから、楽なのです。上記を守ってさえいれば、良く、相手を好きにならなくても、好かれなくても良く、仕事と割り切って付き合えばよいのです。
「交友のタスク」、「愛のタスク」は、わがままなどの感情が入り混じり、思う通りにはいかないからさらに難しい。
「仕事のタスク」は腹が立っても友達じゃないからと思えば楽になります。ペルソナで良い。
この教えは物凄く気持ちが楽になりました。
2.課題を分離する
課題の分離というのは、「それは誰の課題か」を考えることです。
例えば、上司が私をどう思うかは上司の課題であり、それに対してどうする(受け入れる)かは私の課題ということです。
上司に「おまえはバカだ!」と言われた場合、まずは「あなたはそう思うのね」と認識するが、自分がどう思うかは自分で決めること。他人に対して 何を思うのも自由。しかし、相手が必ずしもそれを受け入れるとは、限らない。相手も受け入れるかどうかを決める権利があるのだ。
その境界線を越えて、無理矢理自分の考えを強要するのを「支配」といい、逆に相手の考えに従ってしまうことを「服従」というそうです。アドラーは、「支配」も「服従」もしてはならないと言っているそうです。
非常にわかりやすかったです‼️
アドラー心理学では、結構メジャーな言葉である「課題の分離」ドラマ化した『嫌われる勇気』でも主人公が良く「それは私の課題ではない」と良く言っていましたが、ちょっと難しく、いまいち真意がわかりにくかったのです。小倉先生の説明で良くわかりました✨
3.上司の目的を理解する
結果について、なぜそういう結果になっているのか?ということについて考える際に、未だに根強く原因論が採用されることが多いそうです。
原因論とは、例えば
ヤンキーは、なぜヤンキーなの?
ということを考える際に
原因論は
・親のせい
・家が貧乏だったせい
など、原因を他者や過去の環境にあると考え、本人を被害者とし、他責とします。
原因が過去にあるから変えられないという考えです。
それに対してアドラーの提唱する目的論は
・強く見せたい(優越追求)
・負けたくない(劣等回避)
・目立ちたい
という目標に従って行動しており、未来に引っ張られていると言っています。
つまり、未来のことだから、いくらでも変えられるというのです。
・強く見せたい(優越追求)
・負けたくない(劣等回避)
・目立ちたい
を叶えるためにはヤンキー以外の方法を取れば良い。というように。
アドラーはすべての結果について、「目的を持って自分で決めていることと」とみなしており、自責であるから、人のせいにすることを許さない部分がある。
一見厳しいようにみえるが、自分次第でいくらでも未来を変えられる。素晴らしい考え方であると思います。
この考え方を使って、
例えば上司が怒鳴る目的を考え、それが、
俺が上だ!俺が正しい!などという「優劣の追求」や俺は間違っていない!などという「劣等の回避」から来ているとすると哀れに思うため、腹も立たなくなるというのです。
これは上司だけではなく、親などでも同じくです。
素晴らしい考え方ですね✨
私は今までアドラー心理学をよくわかっていなかったように思います。
小倉広先生の解説は非常にわかりやすく、アドラー心理学は救いの心理学だということが良くわかりました✨
とりあえず、支配されそうになったら、「それは私の課題じゃないのにな。」と冷静に思うところからはじめても良い。
好きになれない人を無理に好きにならなくても良い。
心が楽になりました。
小倉広先生✨ありがとうございました✨
小倉広先生の本、非常におすすめです‼️