残業ゼロのノート術〜毎日を変える第一歩を踏み出せる本

石川和男先生の『残業ゼロのノート術』

この本は自分の時間の使い方を見直し、本当にやりたいことに時間を使えるようにするための極意が書かれていました。

本書を読んで、特に気になったところと、本に書いてあることを実践した結果をアウトプット致します。

ノートの書き方について

ノートの書き方について、簡単にまとめると、以下のような感じです。

  • 1冊のノートで、残業をゼロにできる。しかもやることを書き出すだけ。
  • やることをノートに書き出し、終わった順に赤ペンで丸を付ける
  • ノートに1〜35までの数字を振り、30コマまでに、1コマ15分の仕事を書いていく。

確かに!1コマ15分で、30コマまでに優先度の高い作業を書いていき、これ以上書けば残業になるので明確になりますよね。

時間と赤丸の数を見れば、一日のいつの段階でも、「このペースでいけば今日は定時で帰れそう」かどうかもわかりますね。
納得しました!

アイスピック仕事術

1コマ15分で書くと言っても、私の仕事は、ほとんど半日とか1日以上かかり、15分で終わる作業の方が少ない感じです。

今までそういう仕事は、1日中やっていても、全然進んだ感がなく、終わる気配が感じられず、嫌になることが多かったです。

また、そういう種類の仕事は困難な部分も多く、着手するのも憂鬱になっておりました。

そういう理由で、ついついメールチェックとか、他の簡単な作業を先にやってしまい、どんどん先延ばしになって、いつまでも嫌な思いを抱えたりするのですよね。

このアイスピック仕事術は、そういう悩みを一気に吹き飛ばしてくれる凄い仕事術でした。

半日とか、一日かかる仕事を15分で終わる単位に区切るというのです。

私の1日かかる仕事も細かくすれば、

  • まず、何をすればいいか、全部書き出す。(15分)
  • 前のフォーマットをコピーする。(3分くらい)
  • xxx を調べる(5分くらい)
  • yyy を調べる(5分くらい)
    この3つで大体15分の塊になるな!

とか。

どんなに時間がかかる仕事でも、細かく砕けば15分という単位にはでき、どうしても分けにくい系の作業でも、1〜4などと番号を振り、時間で進んだことを目視できるのです。

氷の塊のままだとなかなか溶けないが、細分化することにより、溶けやすくなる。

仕事も同じで、困難な塊でも、その中でも簡単にできることを書き出して進めることによって、少しずつ進んでいることを見える化できるというのです!

実際にやってみたら、凄く効果がありました!

  • まず、嫌な作業でも、出来る限り早くやった方が気が楽になる、やや重い作業でも、細かく砕いて始めると、凄くハードルが下がりました!
  • また、1日の最初にノートに書くことによって、優先度が明確になり、「いま他の優先度の低い作業をすると、その分帰りが遅くなる or 優先度の高い作業の完了が遅くなる」ということがはっきり明確化されたため、単純に楽でやりやすい作業に流されることが激減しました!

ノート術効果と今後の課題

さて、ここ2週間くらい、がっつりノート術を実践しましたが、私の残業がなくなったのか?と言われると、残念ながらなくなっておりません。

しかし、これは本のせいではなく、以下が原因でした。

  • 朝の時点で、今日やらないといけない作業が、定時になっても終わらないくらいの量がある日がある。
    →これは仕事自体が残業を前提として組まれたわけではないのですが、実際は、飛び込みの仕事などが増えた際には残業してやることが想定されており、そういうことがほぼ毎日あるからです。

  • 質問対応をしており、質問が多い日がある。また、人に指示して仕事を渡して管理しており、それが上手くいかないと調整が必要なことがある。ほとんど環境準備などのトラブルが多く、これは新しい OS で製品を動かす仕事のため、仕方のない状況。基本的に今までやっていないことをやるため、何かしら想定外のことが起こる。
    →他者に関連する作業は、飛び込まれてもなかなか断れず(即対応しないと作業が止まるため)、バッファを1時間くらい取っておいても、それ以上かかってしまうことがたまにあります。

  • 急に「xx のミーティングに出席して欲しい」と言われ、資料を読むのに30分とか、ミーティングに1時間とかかかってしまう。
    →これも自分がその製品のグループの窓口で、断るなどは難しい状態、、、

そんな感じで、会社の体質上難しいこともあるのですが、来期からはこのノートでエビデンスを取ったため、仕事を減らしてもらうことに成功しました!

具体的には、今まで週の60パーセントの仕事をすることになっていたのが、来期からは40パーセントに減らして貰えます。(残り時間をバッファ、トラブル対応、業務改善などに割り当てられる)

また、飛び込みの作業が入った時も、「これだと、必ず残業になってしまうので!」、「これをやるなら代わりにこの時間分減らしてください」とノートを見せて交渉できそうです。

1日のうちで、4時間は自分が本来やりたかった仕事をする

これが、このホームラン本のかなりホームランな部分の1つだと思っています。

会社の体質的に毎日残業ゼロには出来ない場合もあると思います。

それでも、まずは、「1日のうちで、4時間は自分が本来やりたかった仕事をする」ことから始めてみる!

やりたい仕事とは、緊急度に関係なく、将来のために、本当にやりたい「夢やスキルアップに繋がること」です。

私も今期(4月末くらい)は既にやる量が決まっているので、難しいですが、それでもこの4時間を達成できた日は、物凄く進んだ感、達成感を感じることができました。

そして、「緊急なことは放っといても必ずやるのです」の一文。全くその通りですよね。

休日に、ノート術を使ったら素晴らしい効果が!

最後に、休日にノートを使ったので、その結果をお話しします。

何となくスケジュール帳に書いてみました。(睡眠を優先して、10時頃に起きたとある土曜日ですが)

結果は、素晴らしかったです!

休日は、仕事ではないので、基本誰の邪魔も入らないし、自分のやりたいことを確実にやるためのツールとなりました!

今までは、だらだらと何となく録画した番組などを観てしまったりしていましたが、ノートを見るとそんなことしている暇がないことが一目瞭然でわかります(笑)

そんな感じで、ノート術を習慣化してからというもの、休日にやりたいことを沢山出来るようになりました!

ノート術、ぜひ仕事だけでなく、プライベートにも利用すると素晴らしい結果が得られると思います。

石川和男先生、素晴らしい本をありがとうございました☆

さらに本書には、この書評には書かれていない極意がまだまだ沢山書いてあります。

効果がありそう!と思われた方はぜひお手にとってみてください!

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