「好き」を追求する直情径行な主人公にハラハラ・ドキドキ!目が離せない 2 時間でした~響-HIBIKI- 感想
直接的なネタバレなどは書いていないですが、内容の一部はわかってしまうため、まだ内容を知りたくない人は、お気をつけください。
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主人公の響は本を読むのも書くのも大好き。
それで文芸部に入るのですが、人と接する時の感情表現が普通じゃない。
思いのまま、ありのままに生きている感じ。
まぁ何が普通かと言われると、普通に定義などないのですが、思った以上に響の暴力が過激すぎる!パイプ椅子とか。
予告編を見ていたため、すぐに手が出る主人公なのはわかってはいたけれど、限度が過ぎる。
屋上から落ちたり、踏切の真ん中で止まったり、あり得ない。過去に既に警察に捕まっていてもおかしくない状態。
人に迷惑をかけるのはちょっといかがなものかと思ってしまいました。
何が正しいとかはないけれど、響が主張している内容も、自分的にはちょっと独善的かなと思いました。15 歳という点では頷けますが・・・。
でも、作家先生に握手してもらって喜ぶ姿や、動物を可愛がる姿など、良い方向でも素直な子。
好きなことしかしない。理想な状態。
天才というか、好きなことしているから最強なんだなと感じました。
対して、祖父江りかの境遇や思いには共感できる部分が多かった。
原稿に手直しさせられたり、話題のために、名前についてもいろいろ言われ、業界事情の犠牲になってしまった。
もちろん響の言うようにそれはりか自身の問題だということもわかる。
りかは響とは逆で周りの人が中心で自分を出せない子。
相対的で面白かったですね。
一番の気づき
映画を観て一番思ったのは、「もっとたくさん読んだり書いたりしたい!」と思ったこと。
本を読んで「面白かった!」と伝える時の響の嬉しそうな顔を見て、自分もかつて、島田荘司や有栖川有栖の本を読んでそんな顔していた時代があったなと思いました。
そんな顔をたくさんしたい。さらに何かを書いてそれを読んでくれた人にそんな顔してもらえるようなものを書いていきたいなぁと思いました。
本を読むこと、書くことが好きな人は絶対に観ることをおすすめします。
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