羊の木 感想


元殺人犯6人を仮釈放して、「過疎化する町に10年定住させることを条件に仕事と住居を提供する」という国家の極秘プロジェクトがあり、主人公はその町の市役所に勤めている職員で、その6人と関わっていくという話。

刑務所に長くいたせいか、なかなか社会生活に馴染めなかったりしていた様子が興味深かった。

その中でも更生して真面目にやっていこうとちゃんと努力する人もいれば、全然反省していない人もいる。

女性受刑者2名のエピソードはかなりカットされたのかな?かなり展開が唐突な部分があったり、最後まで意味がわからない部分があった。(私の理解不足かもしれないが)

美容院とクリーニング屋さんに就職された方のエピソードは良かった。ちょっと泣けました。

ネタバレにつながるので、感覚的にしか書きませんが、自分の感想は、簡単に殺人出来るような気持ちの人はやっぱり感覚がどこか違っているんだなぁと思いました。
観終わった後、ネットにアップされているいろんな感想を読んでみましたが、結構綺麗な終わり方だという感想も多かったのですが、個人的にはそんなんじゃないと思いました。

とある人物は、登場した時から、やばそうな感じが渦巻いていたし、変われない人は変われないんだ。そういう人もいるんだという感じ。もちろんいい所もある人だったのかもしれないけど、物凄い独善的な人としか思えない。サイコパスぶりがたまらない(笑)

更生した人も、普通の人も、変わらない人もみんないて、まあ平均的でそんなものだろうと思いました。

全体的には所々笑えるところがあり、かなり面白かったです。

Follow me!